この著者のフランス語は非常に聞き取りやすい。95%は聞き取れる。
日本のフランス語学習者にとっては、このように話してくれると非常にありがたい。
おおよそ下記のような内容だ。
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- あなたの二つの著作について教えてください。
私の最初の本は、「フランスにおけるガンジーの影響」です。アインシュタインは、ガンジ-は近代における最も偉大な知識人の一人であり、このような「血と肉」を持った男が生きていたことを、将来の世代は信じられないだろう、と言いました。
qu'un tel homme de chair et de sang est vécu sur la terre :このような「血と肉」を持った男が生きていたこと
私はこの言葉を、この本で引用しています。ガンジーは非暴力の最大の象徴となりましたし、彼のメッセージは世界に広がったからです。彼は、マーティン・ルーサー・キングやネルソン・マンデラなどの偉大な人々に影響を与えました。
私は、著作で、彼のイメージの変遷について書いています。
南アフリカでの20年に渡る非暴力への戦いと研究の末、彼がどのようにして1919年にインドに渡ったのか。
この年に非暴力の市民運動を開始し、初めてフランスのメディアに出たのです。
ただ、彼が有名になったのは、ロマン・ローランがガンジーについてのエッセイを書いた1924年からです。2人はその後、文通を続け、2人は1931年に会いました。それ以降、フランスの平和主義者は、暴力の代替としての非暴力に興味を持つようになりました。彼の死後も、その影響力は弱まることはありません。現在でも多くの非暴力運動が彼の思想を広めようとしています。
私の著作の第2部は、ガンジーの哲学について書いています。彼は自伝で、自分のことを「真実の探求者」と定義しています。彼にとって、真実は神であり、神は真実だからです。
ただ、彼は、教科書や哲学書は残しませんでした。かれの哲学は、インド思想と西洋思想の統合です。彼はトルストイを尊敬していましたし、トルストイも生前にガンジーに手紙を書き、ガンジーの思想が、キリスト教徒だけでなく、全世界の人々に使われるだろうと書いていました。
彼は、バガヴァッド・ギーターやラーマヤーナも読んでいました。
「非暴力」は、すでにウパニシャッドに出てくる概念で、ダルマの中でも重要な概念のひとつとされています。
ガンジーにとって、非暴力は、単に愛の力であり、全ての創造物に対する尊敬の念です。ガンジーにとって、非暴力は、受け身の方法ではなく、不正や抑圧に対する強力な武器なのです。
ガンジーは、目の前の暗殺者から胸に3発の銃弾を受けて死ぬとき、手を合わせて祈り、3回神の名を呼んだのです。彼は死の瞬間も、この魂の力を体現していました。
ガンジーは、宗教の統一のためにも働きました。彼は全ての宗教は、同じ目的地に行くための道である、と言いました。
私のとって重要なのは、非暴力は単なる理論ではなく、存在のあり方でもある、ということです。政治的な意味でだけ非暴力になることはできず、それが自分の存在のあり方を反映していて、精神的な価値観に支えられていることが必要です。
manière d'etre :存在のあり方
qu'elle s'appuie sur des valeurs spirituelles それ(非暴力)が精神的な価値観に支えられていること
そのために、私は30年間、スピリチュアルなことやインドに興味をもってきました。私の最新の著作「インドの内側への旅」で、私はこの道のりについて語っています。
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ところで、この著者を最初見た時、額に、よくインドの女性がつける紅のようなものがついているように見えて、インド人かと思ったのだが、たんなるシワらしく、名前から見ても、フランス人のようだ。
(この著者の著作)
日本のフランス語学習者にとっては、このように話してくれると非常にありがたい。
おおよそ下記のような内容だ。
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- あなたの二つの著作について教えてください。
私の最初の本は、「フランスにおけるガンジーの影響」です。アインシュタインは、ガンジ-は近代における最も偉大な知識人の一人であり、このような「血と肉」を持った男が生きていたことを、将来の世代は信じられないだろう、と言いました。
qu'un tel homme de chair et de sang est vécu sur la terre :このような「血と肉」を持った男が生きていたこと
私はこの言葉を、この本で引用しています。ガンジーは非暴力の最大の象徴となりましたし、彼のメッセージは世界に広がったからです。彼は、マーティン・ルーサー・キングやネルソン・マンデラなどの偉大な人々に影響を与えました。
私は、著作で、彼のイメージの変遷について書いています。
南アフリカでの20年に渡る非暴力への戦いと研究の末、彼がどのようにして1919年にインドに渡ったのか。
この年に非暴力の市民運動を開始し、初めてフランスのメディアに出たのです。
ただ、彼が有名になったのは、ロマン・ローランがガンジーについてのエッセイを書いた1924年からです。2人はその後、文通を続け、2人は1931年に会いました。それ以降、フランスの平和主義者は、暴力の代替としての非暴力に興味を持つようになりました。彼の死後も、その影響力は弱まることはありません。現在でも多くの非暴力運動が彼の思想を広めようとしています。
私の著作の第2部は、ガンジーの哲学について書いています。彼は自伝で、自分のことを「真実の探求者」と定義しています。彼にとって、真実は神であり、神は真実だからです。
ただ、彼は、教科書や哲学書は残しませんでした。かれの哲学は、インド思想と西洋思想の統合です。彼はトルストイを尊敬していましたし、トルストイも生前にガンジーに手紙を書き、ガンジーの思想が、キリスト教徒だけでなく、全世界の人々に使われるだろうと書いていました。
彼は、バガヴァッド・ギーターやラーマヤーナも読んでいました。
「非暴力」は、すでにウパニシャッドに出てくる概念で、ダルマの中でも重要な概念のひとつとされています。
ガンジーにとって、非暴力は、単に愛の力であり、全ての創造物に対する尊敬の念です。ガンジーにとって、非暴力は、受け身の方法ではなく、不正や抑圧に対する強力な武器なのです。
ガンジーは、目の前の暗殺者から胸に3発の銃弾を受けて死ぬとき、手を合わせて祈り、3回神の名を呼んだのです。彼は死の瞬間も、この魂の力を体現していました。
ガンジーは、宗教の統一のためにも働きました。彼は全ての宗教は、同じ目的地に行くための道である、と言いました。
私のとって重要なのは、非暴力は単なる理論ではなく、存在のあり方でもある、ということです。政治的な意味でだけ非暴力になることはできず、それが自分の存在のあり方を反映していて、精神的な価値観に支えられていることが必要です。
manière d'etre :存在のあり方
qu'elle s'appuie sur des valeurs spirituelles それ(非暴力)が精神的な価値観に支えられていること
そのために、私は30年間、スピリチュアルなことやインドに興味をもってきました。私の最新の著作「インドの内側への旅」で、私はこの道のりについて語っています。
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ところで、この著者を最初見た時、額に、よくインドの女性がつける紅のようなものがついているように見えて、インド人かと思ったのだが、たんなるシワらしく、名前から見ても、フランス人のようだ。
(この著者の著作)
L'influence de Gandhi en France: De 1919 à nos jours (Recherches asiatiques) | |
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