フランス語聞き取り練習のための動画をまたご紹介します。



この方は、L'Occitan tel qu'on le parle という本を書いた、Jacques Rongierという方。

僕は大学のころ言語学が好きで、自分は言語学者になれなかったが、今でも、言語学者の生活にあこがれている。
この人は南フランスのCorrèzeというところの出身らしい。オクシタン(オック語ともいう)というのは南フランスのフランス語方言だ。

おおよそ、言っていることは、こんなこと。
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元々はアフリカやカンボジアの言語の研究をしていたが、退職してから、自分が子供のころ、周りできいていた言葉を知らないことに気づき(当時、私はその言葉をしゃべるのを禁じられていた)、改めて研究しようと思った。

travailler sur :(この場合)研究する
ex. j'ai travaillé sur une grande nombre de langues :たくさんの言語を研究した
prendre la retraite :退職する
se rendre compte que ~:~ということがわかる
ex. je me suis rendu compte que ~

インフォーマント(研究する言語を母国語とする人)を探すのに4、5年かかったが、インフォーマントを見つけてから、Saint-Privat方言の辞書を編纂した。

informateur :インフォーマント
il m'a bien fallu plusieurs années :何年も必要だった

(Saint-Privatは、Xaintrie Blancheの行政中心地(chef-lieu )。Xaintrie にはXaintrie BlancheとXaintrie Noireの二つがある。前者は北オクシタン、後者は南オクシタンに属しているので、両者間には違いがある。)

この辞書を編纂してから、もう少し回りの方言も見てみたくなった。
そのために、いくつかのテキストを用意し、45箇所の場所で調査を行った。

この本では、標準リムジン語(書き言葉)と各方言(話し言葉)の関係を示した。
標準リムジン語は、書き言葉なので読むことはできるが、それをどのように発音するかは地域により違う。
そのため、それぞれの地域で標準リムジン語の文字(音素)をどのように発音するのかを調査し、そのルールを示したのだ。

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標準リムジン語という、書き言葉があるのは知らなかったな。

南フランス語の言葉を探るのもおもしろそうだ。


Occitan Tel Qu on le Parle
Occitan Tel Qu on le ParleRongier Jacques

L'Harmattan 2014-05-12
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